“サポート詐欺”手口と対処方法は? 増加するサイバー犯罪「周りや警察に相談を」【新潟】

インターネットを使ったサービスが充実する一方で、私たちの身近な脅威となっているサイバー犯罪。その一つである「サポート詐欺」の手口とその対処方法を取材しました。
インターネットを使ったサービスが充実する一方で、私たちの身近な脅威となっているサイバー犯罪。その一つである「サポート詐欺」の手口とその対処方法を取材しました。

大きな警告音とともに画面に表示される『ウイルスに感染しました』の文字。

これはパソコンにトラブルが起きたと信じ込ませ、解決をサポートすると偽り、金をだましとる「サポート詐欺」の手口を模したサイトです。

6月27日、新潟県警本部では報道機関向けにサイバー犯罪に関する講習会が開かれました。

【県警本部サイバー犯罪対策課 尾身俊幸 次長】
「当県におけるサイバー関係の相談件数というのは、実は増加傾向」

県警には、去年1年間でサイバー犯罪に関する相談がおととしより630件多い、4760件寄せられるなど、私たちの身近な脅威になっているサイバー犯罪。

なかでも継続的に寄せられるのが、サポート詐欺に関する相談です。

これは県警本部が実際のサポート詐欺をもとに作成したメール。URLをクリックすると、サイバー対策費用の助成金を申し込むサイトに移動しました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「『詳細確認・申し込みはこちらから』というところをクリックしてみます。ウインドウがなくなって、全画面表示になりました。マウスを動かしてもカーソルが反応しなくなり、パニックになってしまいますね」

このようになっても、表示されている番号に電話してはいけません。

エスケープキーを押して全画面表示を解除し、バツボタンを押すか、オルトキーとF4キーを同時に押してブラウザを閉じるようにしましょう。

【県警本部サイバー犯罪対策課 山本卓臣サイバー犯罪対策管理官】
「実際、画面を目の前にすると慌ててしまうと思う。まず、そこで自分一人で解決するのではなくて、周りの人を巻き込んだり、警察を巻き込んだりして、どうしたらいいかというのを複数人で確認するといい」

県警はサイバー犯罪に関する相談は、相談ダイヤル「♯9110」に電話するか、最寄りの警察署にするよう呼びかけています。最終更新日:Tue, 27 Jun 2023 18:47:04 +0900