“ビル倒壊”を想定した救助訓練 コンクリートの壁に穴をあけ要救助者のもとへ【新潟市】

ビルの倒壊を想定した救出訓練が新潟市で行われました。訓練に使われたのは、解体予定のビル。コンクリートの壁に穴をあけ、救出を試みました。
ビルの倒壊を想定した救出訓練が新潟市で行われました。訓練に使われたのは、解体予定のビル。コンクリートの壁に穴をあけ、救出を試みました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「今回の訓練、要救助者は厚いコンクリートを隔てた部屋にいるケガ人です。どのように救助するのでしょうか」

8月10日新潟市中央区の旧消防局で行われたのは、地震によりビルが倒壊したことを想定した救助訓練です。

二酸化炭素濃度を検知して要救助者を発見すると、次に持ち出したのはエンジンカッター。特別高度救助隊は、厚さ約11cmのコンクリートの壁に慎重に刃を入れます。

さらにドリルを使用し、壁を三角形にくり抜いたら、空いた穴から救助隊員が部屋に突入。建物に閉じ込められたケガ人を助け出す手順を確認しました。

【新潟市消防局特別高度救助隊 田澤道典 消防司令補】
「実際の建物を使用した訓練はなかなかできないので、こういった機会をしっかりとらえて、自分たちの技術と知識を高めるように努力していきたい」最終更新日:Thu, 10 Aug 2023 18:59:40 +0900