9月25日、佐渡市の真野湾で養殖カキの種付け作業を体験したのは河原田小学校の3年生28人です。
児童は漁師に教わりながら、ホタテの貝殻についた種カキをロープに取り付ける作業に挑戦。
【児童】
「力を使って引っ張るところが大変だった」
その後は、船で沖合まで移動し、種カキのついたロープを海の中に取り付ける作業を手伝いました。
【児童】
「カキはこんなふうにやるんだなと思った」
【児童】
「ちょっと怖かったけど、カキを落としに行けてよかった」
【佐渡漁業協同組合 佐和田出張所 山田和敏 カキ部会長】
「カキの種見をるのも初めてで楽しかったようだし、大人になったら海の仕事をしてみたいなという人が出てくれば、それが一番ありがたい」
種付けしたカキは、出荷できるサイズまで成長するのにかかる期間は3年。漁師がその成長を見守っていますが…
【佐渡漁業協同組合 佐和田出張所 山田和敏 カキ部会長】
「これだけ熱せられると、食欲もないだろうし、身は入っていないと思う」
11月に始まる真野湾のカキの水揚げにもこの夏の猛暑の影響が出るのではないかと懸念しています。
さらに近年は多くの魚が集まる豊かな海であるがゆえの悩みも…
【佐渡漁業協同組合 佐和田出張所 高野康広 代表】
「今年に限らず真野湾のカキの不作はこれで3年連続。稚貝のときに魚に食べられるという食害が原因と言われている」
児童が種付けしたカキなどが順調に成長することを願って、漁師たちの闘いは続きます。最終更新日:Tue, 26 Sep 2023 19:28:45 +0900