原子力規制委が東京電力の“適格性”再評価の方針に…稲垣所長「適格性あるところを証明していく」【新潟】

東京電力の小早川社長が6月22日、追加検査で残る課題について、改善の仕組みを7月中に整備する方針を示したことを受け、柏崎刈羽原発の稲垣所長は23日、「現場の改革を日々推進していく」と話しました。
東京電力の小早川社長が6月22日、追加検査で残る課題について、改善の仕組みを7月中に整備する方針を示したことを受け、柏崎刈羽原発の稲垣所長は23日、「現場の改革を日々推進していく」と話しました。

東京電力の小早川智明社長は22日、原子力規制委員会の臨時会議で、侵入検知設備の不要警報対策など追加検査で残された4つの課題について、改善の仕組みを7月中に整備する方針を明らかにしました。

これを受け23日、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は…

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「4つの課題への対応について、整備を進めることはもとより、現場にて現地現物での改革を日々推進し、よりよいものにしていくことだと考えている」

こうした話した上で、「検査で指摘される前にみずから発見し、改善できる組織を目指す」と述べました。

また、原子力規制委員会が22日、東電に原発を運転する能力があるのか再評価する方針を示したことについては…

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「我々としてはしっかり適格性があるというところを、証明していかなければいけない」

一方で、稲垣所長は不適切な事案が相次いでいるため「いま100%完全だとは言えない」とも話し、今後、規制委員会の意向を踏まえながら対応していく考えです。最終更新日:Fri, 23 Jun 2023 18:55:58 +0900