新潟市では市内一斉の地震訓練が行われ、小学校では児童が冷静な行動を心がけながら避難する手順を確認しました。
1964年6月16日に発生し、26人が死亡した新潟地震から6月16日で59年。新潟大学付属新潟小学校では…
【松尾和泉アナウンサー】
「多目的ホールには子どもたちの元気な声が響き渡っています。現在は昼休みの時間中。児童たちはスムーズに避難できるでしょうか」
校内放送で緊急地震速報が流れ、大地震を想定した避難訓練が始まりました。
子どもたちは体を丸めるダンゴムシのポーズをとり、自分の身を守ります。
【校内放送】
「揺れは収まりました。この地震による津波の恐れがあります。校舎3階に移動します」
津波の恐れがあると聞いた子どもたちは先生の指示に従い、階段を使って校舎の3階に移動。参加した443人の児童は5分ほどで避難を終えることができました。
【新潟大学付属新潟小学校 中原広司 校長】
「いつ地震が起きるか分からない。そういう準備をして過ごしてほしい」
【児童】
「地震はいつ起こるか分からないので、準備が必要だと改めて思った」
【児童】
「(新潟地震の時は)すごく怖くて大変なことになったと聞いたので、私も常に備えていきたい」
訓練を視察した専門家もその備えの大切さを強調します。
【新潟大学危機管理センター 田村圭子 教授】
「地震は過去に起こった所で、必ずいつかもう一度やってくる。あした起こってもおかしくないと思って、地震に備えることは日本全国、もちろん新潟でも必要」最終更新日:Fri, 16 Jun 2023 18:31:31 +0900