柏崎刈羽原発が地元に与える経済波及効果は…『停止』『再稼働』『廃炉』を想定し分析へ

柏崎刈羽原発が地元に与える経済効果について、新潟県は独自で調査する意向を示していましたが、花角知事は18日の会見で、経済・雇用・財政の3つの側面を停止、稼働、廃炉の場合を想定して分析をする考えを示しました。
柏崎刈羽原発が地元に与える経済効果について、新潟県は独自で調査する意向を示していましたが、花角知事は18日の会見で、経済・雇用・財政の3つの側面を停止、稼働、廃炉の場合を想定して分析をする考えを示しました。

福島第一原発事故の検証の総括が終わり、再稼働議論を始めると表明した花角知事は、議論を行うために、柏崎刈羽原発の地元への経済効果について独自に調査する考えを、9月県議会で示していました。

そして10月18日の会見で花角知事は、調査の大まかな方向性について言及。

【花角知事】
「経済面、雇用面と、自治体の財政に与える(効果)3つの側面で、それぞれ稼働が停止している場合、稼働した場合、廃炉になった場合、の分析をする」

こう話し、調査は柏崎刈羽原発の稼働が停止し続けた場合、再稼働した場合、廃炉になった場合の経済効果を、経済面・雇用面・自治体の財政面の3つの側面に分けて分析する考えを示しました。

調査を行う民間業者は今後選定し、経済効果を調査する範囲は、県全体であることが望ましいとしています。

【花角知事】
「色んな判断をするうえでは(経済効果の調査は)当然必要な材料だと思っていたが、実際、再稼働議論を3つの検証が終わったら始めると言ってきた関係では、やらなくてはいけないなというところ」

調査結果は今年度中のとりまとめを目指していて、再稼働を議論する材料の一つとして、県民に公表されます。最終更新日:Wed, 18 Oct 2023 19:36:04 +0900