【記者リポート】
「県庁のロビーに大きく“こむすび県にいがた”の文字が掲げられています。県が今年度、力を入れる子育て支援、その新たな事業が始まりました」
11月17日、新潟市中央区の銀行の窓口を訪れたこちらの夫婦。受け取ったのは「こむすび定期」の通帳です。
【定期を受け取った春日翼さん】
「10万円という、結構額として大きいので、とてもありがたい。有効に使っていければと思う」
県が新たな子育て支援策として今年度始めた「こむすび定期」。
出生時に県から贈られる子ども名義の定期預金で、入園前の2歳ごろと小学校入学前の5歳ごろの2回、合わせて10万円と利息分が支給されるものです。
県内39の金融機関が協力していて、県は10月20日から申請の受付を開始。11月に受け取りが始まりました。
【春日翼さんの妻・七海さん】
「とてもうれしい。子育ては、これからお金がかかってくるので、家計に役立たせていければ。洋服を買ってあげたりとか、ランドセルを買ってあげることに使えたらいいなと思う」
【春日翼さん】
「新潟県から子育てを応援してもらえるような気持ちになるので、とてもいい制度だなと思う」
県によりますと、11月15日までに約1300件の申請があり、出だしは順調です!
【第四北越銀行 広報室 小山隼平 主任】
「こむすび定期は、子育て支援に大変有意義な施策だと考えていて、当行としても円滑にお手続きいただけるよう、しっかり協力していきたい」
人口減少が課題となる中、県内で子育てを応援する機運を高めることができるか注目されます。最終更新日:Fri, 17 Nov 2023 18:42:30 +0900