9月には殺人未遂事件も… 商業施設で“無差別殺傷事件”を想定した防犯訓練【新潟・長岡市】

今年9月、新潟県長岡市の商業施設で包丁を持った高校生による殺人未遂事件が発生する中、11月16日、別の商業施設で従業員の防犯意識を高めようと、切りつけ事件を想定した防犯訓練が行われました。
今年9月、新潟県長岡市の商業施設で包丁を持った高校生による殺人未遂事件が発生する中、11月16日、別の商業施設で従業員の防犯意識を高めようと、切りつけ事件を想定した防犯訓練が行われました。

長岡市のイオン長岡店で行われた防犯訓練。

従業員など35人が参加する中、食品売り場で男が買い物客をいきなり切りつける事件が発生した想定で行われました。

【訓練】
「お客様、不審者が出ました。すぐに避難してください」

【訓練】
「犯人はどちらに行ったか分かりません。男性の犯人です。女性は首元から血を流しています」

長岡市の別の商業施設では今年9月、18歳の男子高校生が買い物客などを無差別に包丁で切りつける殺人未遂事件が発生しています。

【訓練】
「抵抗はやめろ!暴れるな」

この日の訓練では、被害者の保護や客の避難誘導、警察や消防への通報のほか、犯人に対し、複数の従業員でカートやさすまたを使って追い込む手順を確認しました。

同じ市内で2カ月前に事件があったこともあり、従業員は緊張感を持って訓練に臨んでいました。

【イオン長岡店 秋山佳男 店長】
「(9月の事件は)本当にショッキングな事件で、他人事とは思えない状況下にあった。お客様の救護や避難・誘導は誰でもできるような体制づくりの必要性を感じている」

【長岡警察署生活安全課 中村敏彦 課長】
「救護措置やお客様の避難誘導を最優先に、身の安全を確保しながら犯人に対応いただけたら」最終更新日:Thu, 16 Nov 2023 18:56:38 +0900