【記者リポート】
「ステージには駅名が入った大きなパネルが用意されました。このあと除幕され駅名が発表されます。会場には多くの地域住民などが集まり、期待・注目の高さが伺えます」
1日に行われた越後線の新たな駅の工事の着工を記念する式典。そこで、新駅の名前が発表。名前は「上所駅」に決まりました。
【JR東日本 小川治彦新潟支社長】
「駅名決定前から多くの人が口にされ馴染んできたその上所を駅名にすることで多くの人に愛される駅にすることができる」
新潟市が地域住民などから駅名を募集し、ほかに「所島」や「南高校前」の候補が挙がっていましたが、これまでも仮称として使われてきた「上所」が地域に広く馴染んでいるとして最終的にJR東日本が決定しました。
【記者リポート】
「越後線の線路の下をくぐる地下道が元々ありますが、この地下道を活用する形で上所駅は作られます」
上所駅は越後線の新潟駅と白山駅のほぼ中央に設置される予定で、一日の利用客数は4600人程度と想定されています。駅舎の工事費は約19億円で地域からの要望で設置される「請願駅」として事業費は全額・新潟市が負担します。
この新駅の設置を巡っては新潟南高校やホールなどが入る新潟ユニゾンプラザが近く、利用者が見込まれるとして30年以上前から要望活動が行われていて、近年も署名が提出されるなど地域住民の長年の悲願でした。
ようやく名前が決まり、本格的な工事が始まることに地域からは…
【地域の人】
「この辺は上所で長年馴染んできたマッチした名前している名前」
「便が良くなっていい」
「上所駅が無難でいい」
「賑わってほしい」
「カフェとかできてほしい」
長年要望を続けてきたコミュニティ協議会も地域の盛り上げに繋げたいと期待を寄せます。
【上所校区コミュニティ協議会 高島清会長】
「使いやすい明るい駅、素晴らしい駅と言われる駅を作っていきたい」
上所駅は来月、現地での工事が始まる予定で2025年春の開業を目指します。