【松村道子キャスター】
「新潟市中央区のこども創造センター。外の日差しを避けて親子が室内で遊んでいます。政府が打ち出す“こども未来戦略方針”、子育て真っ最中の親はどう見ているでしょうか」
こども未来戦略方針は、児童手当の受給期間を高校生まで延長、第3子以降は3万円、出産費用の保険適用導入など、異次元の少子化対策の具体的な内容を示しています。
【子ども1人・専業主婦】
「『出産費用の保険適用導入』が気になる。私も出産したときに、プラスで出すお金が結構あったので」
【子ども2人・時短勤務中】
「『時短勤務による賃金低下を補う給付』は気になる。今、時短勤務なので。どうしても仕事が終わってから保育園にお迎えだと時間が遅くなってしまうので、時短じゃないと働けないところもある」
こちらの女性は、児童手当の支給期間が高校生まで延長されることについて。
【子ども2人・育休中】
「できるだけ本人が行きたい専門学校や大学まで見据えると、高校までもらえるのであれば、ちょっとでも足しになればと思う」
児童手当で第3子以降に月3万円が支給されるという点について自営業の女性は。
【子ども1人・自営業】
「これから3人つくるとなると、産休育休の自分のお給料が出ない。そこまで頑張ろうと思うようなきっかけかというと、ちょっと薄い」
一方、多くの親が口にしたのは財源への不安です。
【子ども1人・育休中】
「結果、若い方や働いている方に負担が行ってしまうと思う」
【子ども1人・自営業】
「他にあんまりしわ寄せが行きすぎるのもどうかと思う」
FNNが実施した世論調査では、「次元の異なる少子化対策で少子化が改善すると思うか?」という問いに対し、「大いに改善・ある程度改善」と答えた人は全体の2割に留まり、「改善しない」と答えた人は7割を超えています。
【子ども2人・時短勤務中】
Q.日本全体の少子化は解消に向かうと思う?
「それはどうかな…今、結婚に意識が向かない若い人もいると思う。そこにつながるかどうかは難しいかなと思う」最終更新日:Tue, 20 Jun 2023 18:35:45 +0900