優勝目指して特訓! 加茂市の伝統工芸に触れる3日間 「加茂桐箪笥祭り」が今年も開催!

加茂市地域おこし協力隊の阿部です。
今回は10月13日(金)~15日(日)の3日間にわたって開催される「加茂桐箪笥祭り」をご紹介します。

どうして加茂市に「桐たんす」のお祭りが!?

加茂市が日本一のシェアを誇る「桐たんす」の産地だという事をご存じでしたか?

加茂市では古くは天然桐が豊富だったことや、市内を流れる加茂川から信濃川に出て、新潟や東北方面へ船で製品を運ぶことができたことが、桐たんす生産が盛んになった理由といわれています。

江戸時代から受け継がれてきた加茂の桐たんす。桐の持つ優れた特性により、衣類を湿気や害虫から守り水害や火災にも強い言われています。こうした特徴や美しい木目、手作業による高い技術が認められ、1976年に通商産業大臣(現・経済産業大臣)より伝統的工芸品「加茂桐簞笥」の指定を受けました。

加茂の桐箪笥

そんな加茂の桐たんすをより⾝近に感じてもらうことを目指し、今年で22回目になるイベントが「加茂桐箪笥祭り」です。

桐たんす職人の技術力を体感できる「桐カンナかけ大会」

職人の仕事を実際に体験できる催しが「桐カンナかけ大会」です。
加茂桐箪笥を作る工程でカンナかけはとても重要なのだそう。そんな重要な工程を職人のレクチャーを受けながら体験できる貴重な機会です(事前予約制)。

前回のカンナかけ大会の様子

しかも「大会」の名の通り、削った木くずの重さで競い合い、優勝者には30万円相当の「桐手許たんす」が贈呈されるんです!なんとも豪華!

今回の優勝賞品「桐手許たんす」(30万円相当)

優勝目指して特訓してきました!

優勝して豪華賞品をゲットすべく「加茂桐箪笥伝統工芸士会」の会長を務める三本さんのもと、私と同じ加茂市地域おこし協力隊の松本さんと一緒にカンナかけの特訓!

いざ特訓!

「今年こそは!」と優勝を狙う、加茂市地域おこし協力隊1号の松本さん

やってみると想像以上に大変!時間は3分なのですが、だんだん握力がなくなって真っ直ぐ削れなくなったり、一部分だけ削りすぎて板が凸凹になって削りにくくなったりします。

 

優勝目指して特訓中!

三本さんのお手本。早すぎて写真がぶれます。

想像以上に体力勝負なカンナかけ。
本番が不安ではありますが、この特訓の成果を出したいと思います!

その他にも楽しいコンテンツあり♪

その他にも見どころがたくさん!人気商品から新作商品まで、このイベントでしか見ることができない商品が多数展示・販売されます。

桐たんすや桐製品が並びます

14日と15日に開催される工房見学では、普段なかなか目にする機会がない桐たんすの製作現場を見ることができます。

さらに、来場者の中から抽選で60名に「桐まな板」をプレゼント!しかも抽選で漏れた方にも実際の工房の製造工程で出た桐の端材をお持ち帰りいただけるそうですよ。

ぜひこの機会に加茂の桐たんすの魅力を味わってみてください!

【第22回 加茂桐簞笥祭り】
◆日時:2023年10月13日(金)~15日(日)10:00~17:00
◆メイン会場:加茂市産業センター
※詳細は加茂桐箪笥祭りのイベントページをご確認下さい。
https://www.kamokiritansu.com/news/22thkamokiritansufes/

◆問い合わせ先:
加茂箪笥協同組合(担当:桑原、石井)
〒959-1313 新潟県加茂市幸町 2-2-4
電話:0256-52-0445
Email:tansukumiai@ginzado.ne.jp