10月21日、新潟市西区で行われた高齢者自転車大会。
【記者リポート】
「きょう、ここに集まっているのは65歳~82歳の高齢者で自転車の正しい乗り方を競います。もちろん、努力義務となっているヘルメットの着用も欠かしません」
大会では、参加者たちが踏み切りや信号などが設置されたコースを自転車で走り、事故防止に向けた安全意識を高めていきました。
そして、参加者に重点的に呼びかけられたのが、ヘルメットの着用です。
今年4月から自転車利用時のヘルメット着用が努力義務となりましたが、県内の着用率は全国最下位の2.4%にとどまっている現状があります。
【新潟県交通安全協会 右近祥治郎 専務】
「多くの県民の皆さんに、自転車に乗るときは、ぜひヘルメットの着用を、そして高齢者事故をなくすために、お一人お一人にできる取り組みを努めていただくようお願いしたい」
警察庁のまとめたデータでは、ヘルメット非着用で自転車事故によって亡くなった人の6割は頭部に致命傷を負っていて、ヘルメットを着けていない場合の致死率は着用時に比べ、2倍以上高くなっています。
中でも県内では、去年までの3年間、自転車事故で亡くなった20人のうち高齢者が15人を占めていることから、今回、高齢者を対象にヘルメットの着用が呼びかけられました。
【参加した人】
「自分が自分を守らなきゃダメだというのがあるから。もちろん、今はヘルメットをかぶらなきゃダメだし、私もかぶっている」
【参加した人】
「この機会に、自分のヘルメットを購入した。近くでも自転車に乗るときは、ヘルメットをかぶろうと」
自分の命を守るためにも、自転車利用時のヘルメット着用が重要です。最終更新日:Mon, 23 Oct 2023 19:03:30 +0900