12月5日、新潟県佐渡市の佐和田漁協と加茂湖漁協に手渡されたのは、佐渡市内で生産された放流用のナマコの種苗です。
加茂湖漁協は、約3年後の収穫に向け、受け取った種苗をさっそく放流しますが…
【加茂湖漁業協同組合 山本博文 組合長】
「売れないナマコは値段が安くなる、あるいは値段がつかなくなる」
影響を懸念するのは、福島第一原発の処理水放出を受けた中国による日本の水産物の輸入禁止。
佐渡のナマコは大半を中国に輸出してきただけに、ナマコの種苗を育てる施設も苦境に立たされています。
【浦島三和 須藤由彦 社長】
「中国は全部キャンセル。なかなか売り先が決まらないのが現状」
8000万匹いたナマコの種苗を現在200万匹にまで間引いていて、被害総額は約4億円にのぼると言います。
処理水放出前と放出後の価格の差額を賠償する方針を示した東京電力と連絡は取り合っていると言いますが、関係者は一刻も早い中国の輸入禁止措置解除を願っています。
【佐渡市農林水産部農林水産振興課 伊藤誠 係長】
「これまで築き上げてきたナマコの産業を維持するためにも、今後も継続して、漁業者と生産事業者が連携して、我々も協力しながらナマコ産業を盛り上げていきたい」最終更新日:Tue, 05 Dec 2023 19:31:08 +0900