新潟県 “官製談合事件”受け歴代幹部に聴取開始 被告「過去の人たちもやっていた」などと供述

新潟県新発田地域振興局が発注した工事の入札をめぐる官製談合事件を受け、県は歴代の新発田地域振興局の農村整備部長に対し、予定価格の漏えいがなかったかなど聴取を始めました。
新潟県新発田地域振興局が発注した工事の入札をめぐる官製談合事件を受け、県は歴代の新発田地域振興局の農村整備部長に対し、予定価格の漏えいがなかったかなど聴取を始めました。

この事件では、県新発田地域振興局が発注した区画整理工事などの入札をめぐり、事前に予定価格を業者に漏らしたとして振興局元農村整備部長の鶴巻博文被告らが逮捕・起訴されています。

鶴巻被告は初公判で「過去の人たちもやっていた」などと供述。

組織的に談合が行われていた疑いが浮上する中、花角知事はこれまでの新発田地域振興局の農村整備部長経験者に対し「過去の入札で予定価格の漏えいがなかったか」などの始めた始めたことを明らかにしました。

【花角知事】
「オンザウェイ、やっている最中。改めて綱紀粛正・服務規律の確保を徹底しなければいけない」

聴取の対象は官製談合防止法が施行された2003年まで遡る予定です。

また、花角知事は県の入札監視委員会の意見を聞き、入札制度や人事異動のあり方の見直しなどを検討する考えを示しました。最終更新日:Thu, 11 Jan 2024 19:10:21 +0900