25日午前4時すぎ、上越市の直江津港で荷物を下ろすために着岸していたタンカーの船長から「海に人が落ちている」と消防に通報がありました。
海に転落していたのは、東京都江戸川区に住むタンカー乗組員の男性(23)です。
上越海上保安署によりますと、男性は、直江津港に着岸していたタンカーの乗組員で、24日午後8時ごろから他の乗組員1人とともに下船して直江津駅周辺の居酒屋で25日の午前3時半ごろまで酒を飲んでいました。
その後、2人は港に戻りましたが、船に乗り込むためのはしごを下ろしていた際に男性の姿が見えなくなったということです。
乗組員総出で捜索したところ、午前3時56分ごろにタンカーの船尾側に浮いている男性が見つかり、午前4時10分ごろ乗組員によって救助されました。
男性は当時、意識はあるものの会話が困難な状態で、上越市内の病院に搬送されましたが、低体温症と診断され治療を受けています。
上越海上保安署は、男性が酒を飲んで酩酊状態であったため自ら足を滑らせて海に転落したとみて、当時の状況や飲酒量などを詳しく調べています。最終更新日:Thu, 25 Jan 2024 13:03:53 +0900