21日、新潟市中央区で開かれた自民党県連の臨時の常任総務会。議題となったのは…
【自民党県連 皆川雄二 総務会長】
「二度と県連会長が、きょう選任される人が急にやめることがあったり、色々な問題を抱えるようなことがあったりしてはならない」
県連のトップである会長の選任についてです。県連会長を巡っては…
【2月7日・高鳥修一 衆院議員】
「政治不信を招き、皆様にご心配をおかけしたこと、心からお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」
2019年から会長を務めていた高鳥修一衆院議員が所属する安倍派から政治資金パーティーを巡り、5年間で544万円のキックバックを受け取っていたにもかかわらず、収支報告書に記載していなかったことが明らかに。
高鳥議員は道義的責任をとるとして、県連会長に辞任を表明。
その後、県連所属の国会議員団が協議し、後任の会長として名前が挙がったのが全国比例選出の佐藤信秋参院議員でした。
【2月9日・佐藤信秋 参院議員】
「信頼をお寄せいただくことをお願いしたいが、そのためにも我々がこうしてスクラム組んでいきましょう」
これを受け、21日の常任総務会では新会長選任の承認手続きが行われ、全会一致で正式に佐藤参院議員の会長就任が決まりました。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「経験もそうだし、実力もそうだし、県の抱える課題について先頭に立って働いていただける方だと考えている」
新体制のもと、信頼回復に向け再スタートを切る自民党県連ですが、野党からはこれで問題の幕引きとはならないと厳しい声があがります。
【立憲民主党県連 西村智奈美代表】
「高鳥さんがお辞めになったということは、説明責任を全く果たしていないと思う」
しかし、その立憲民主党にもその後、梅谷守衆院議員の公職選挙法違反の疑いが浮上。与野党に関わらず政治全体への不信が増す状況となっています。
【自民党県連 皆川雄二 総務会長】
「相手方がどうされるかというよりも、わが党の立て直しの方がまずは必死にやらなければならない」
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「信頼回復には相当長く時間がかかるだろう」
県民からの政治への信頼回復に向けた道のりは、簡単ではありません。最終更新日:Wed, 21 Feb 2024 18:47:46 +0900