新潟市が“西堀ローサ”を25年度に取得へ 業績悪化続いた“地下商店街”どう活用?「将来につなぐ」

2025年に運営会社が解散する新潟市の地下商店街・西堀ローサについて、中原八一市長は2025年度、市が施設を取得し、活性化にむけて取り組む考えを示しました。
2025年に運営会社が解散する新潟市の地下商店街・西堀ローサについて、中原八一市長は2025年度、市が施設を取得し、活性化にむけて取り組む考えを示しました。

【飛田厚史アナウンサー】
「古町の地下街西堀ローサは、運営会社解散が決まり、次は市が運営することになる」

新潟市中央区古町地区にある地下商店街・西堀ローサは業績の悪化が続き、運営会社の新潟地下開発が去年11月大きな決断を下していました。

【新潟地下開発 岡澤修 社長】
「新潟市からの借り入れ金の返済が非常に難しいということで、”解散”もやむを得ないのではないかということで」

新潟地下開発は2025年10月に会社を解散。テナントには2025年3月末までの退去を求めていました。その西堀ローサについて新たな動きが!

【新潟市 中原八一市長】
「西堀ローサを将来につなぐため、この度、西堀ローサを新潟市が取得することを決めました。ご報告いたします」

新潟市の中原八一市長が新潟市議会の全員協議会で来年度、西堀ローサを取得する方針を決めたと発表しました。

【客】
「若い人はおしゃれなカフェとかあれば、昼食などに来るのでは」

【客】
「若者向けの洋服チェーン店などが来てくれたりすると、お財布にもやさしいかも」

ただ、中原市長は運営会社の解散決定後、「商業的な活用は難しい」と持論を展開していて、今後、新潟市は市民や有識者などと協議を重ねながら、活用方法を検討する考えです。

【新潟市経済部 中川高男部長】
「古町愛があって古町で活動してみたいんだという方々と、広くお話し合いをしたいと思う」

2025年度の取得を目指す新潟市は、新年度予算案で西堀ローサの調査費用などに約500万円を計上しています。最終更新日:Wed, 21 Feb 2024 18:49:24 +0900