佐渡に春の訪れ!一年間の無事願う“大きなわらじ” 風に揺れる“ワカメ”のカーテン【新潟】

縦1.6m、横1mあまりの大きなわらじ。新潟県佐渡市真野地区では正月に大わらじを作り、早春のこの時期に集落の両端に吊すのが風習となっています。
縦1.6m、横1mあまりの大きなわらじ。新潟県佐渡市真野地区では正月に大わらじを作り、早春のこの時期に集落の両端に吊すのが風習となっています。

重さは20kg!この風習は、大きな男がいると思わせて盗賊などの侵入を防ぐために始まったとされ、今年はこんな願いも込められています。

【藤澤一雄さん】
「(元日の地震で)被災された方々もこれにあやかって、一年間無事に過ごせたらと。魔除けの意味もあるので、災いを払ってほしい」

春の訪れは佐渡の海でも…

両津地区鷲崎の沿岸では夫婦2人3脚、力を合わせて、養殖ワカメの水揚げを行っていました。

【漁師 本田裕敏さん】
「これが始まると、もう春だなと思って」

沖合400mの所まで漁船を走らせ、」ロープを専用の機械で巻き上げると、大きく育ったワカメが次々と姿を見せます。

【漁師 本田裕敏さん】
「鷲崎のワカメは昔から風味がいいと言われているし、乾燥ワカメも大きい割に柔らかい、ワカメが柔らかい」

水揚げしたワカメを1本ずつ干していくと、この時期ならではの佐渡の光景、風に揺れるワカメのカーテンが登場。

佐渡市では3月下旬までワカメの水揚げ作業が行われます。最終更新日:Tue, 05 Mar 2024 19:13:43 +0900