5日午後4時前、上越市大豆の信号機のないT字路交差点で下校中の低学年の男子児童が横断歩道上で軽自動車にはねられる事故がありました。
児童は前歯を折るなどのケガを負い、警察は上越市の会社員の女(38)を過失運転致傷で現行犯逮捕しています。こうした事故は2月も…
【記者リポート】
「小学生3人はこちらの横断歩道を渡っていたところ車にはねられたということです」
新発田市では横断歩道を渡っていた小学生の男女3人が軽ワゴン車にはねられたほか、新潟市東区でも低学年の男子児童が普通乗用車にはねられるなど、今年に入ってから県内では横断歩道上での事故が相次いでいます。
いずれの事故も信号機のない横断歩道上で発生。原因として考えられるのが県内の一時停止率の低さです。
【10代男性】
「なかなか止まらなかったりして、本当に1回ひかれそうなときもあった」
【70代女性】
「ほとんど止まらないですよね。たまに止まると珍しいくらい」
去年JAFが公表した信号機のない横断歩道での一時停止率で新潟は23.2%と全国最低を記録。全国平均の45.1%を21.9ポイントも下回り、7割以上が一時停止をしていない実態が明らかとなりました。
【JAF新潟支部 菅宮弓里江 さん】
「横断歩道に関しては歩行者が優先という大前提がある。車両が横断歩道を通過しようとする時、渡ろうとしている歩行者がいる場合については、しっかり一時停止をするというところが必要になる」
県警によりますと、県内では2月末時点で横断歩道上での事故は49件発生していて、53人がケガをしているということです。
県警は明らかに歩行者がいない場合を除き横断歩道近くではいつでも一時停止できるようにしておくことなど歩行者優先のルールを改めて順守するよう呼びかけています。最終更新日:Wed, 06 Mar 2024 18:36:16 +0900