「長いものに巻かれろ…どこまで突っ込めるか」官製談合事件受け新潟県庁の組織風土を検証 有識者初会合

去年、新潟県新発田地域振興局が発注した工事の入札を巡る官製談合事件を受け、県は17日、組織風土などに問題が無かったか検証する有識者会議を初めて開きました。
去年、新潟県新発田地域振興局が発注した工事の入札を巡る官製談合事件を受け、県は17日、組織風土などに問題が無かったか検証する有識者会議を初めて開きました。

17日に県庁で初めて開かれた県庁の組織風土・内部統制に関する有識者会議には弁護士や経営者など5人の委員が出席しました。

去年、県新発田地域振興局が発注した工事の入札を巡り発生した官製談合事件。今年1月には新潟地裁が予定価格を漏らした元農村整備部長などに有罪判決を言い渡しています。

有識者会議では、他県の取り組み状況や今後の再発防止策について意見を交わしました。

【有識者会議 中村葉志生座長】
「事なかれ主義とか長いものに巻かれろ。これは新潟県庁の中だけでなく、多くの行政官とか日本の企業も抱えているような課題なので、その切り口でどこまで突っ込めるか」

会議では今後、現職の県職員からも聞き取り調査を行い、今年中に県への提言を目指す方針です。最終更新日:Tue, 18 Jun 2024 11:55:44 +0900