新潟県十日町市のスーパーマーケットで展覧会が開かれています。展示しているのは商品をPRする「ポップ広告」。そこには訪れるお客への店長の愛情が込められていました。
■見ると買いたくなる!店長の手作りポップ広告
【お客】
「スイカとかかわいいい。やっぱり買いたいなと思う」
【お客】
「なんとなく読んじゃうから、結局買っちゃったりもする。すごくかわいい」
【高濱優生乃アナウンサー】
「おいしそうな鰻重など、『あ~食べたい』と思わず商品を取りたくなるポップが所狭しと並んでいます」
十日町市にあるスーパーマーケットで展示されていたのは絵画作品ではなく、独特な絵や文字が人目を引く手作りのポップ広告です。
手がけたのは、なんとこのスーパーの吉田隆洋店長!
【メルシーUモール店 吉田隆洋 店長】
「小さい店だけど、こんな商品があるんだとか、今の季節こういうのがおいしいんだとか、そういうものが伝わったらありがたい」
商品の特徴をお客に伝えたいと、今年3月から制作を始めたと言います。絵や筆文字などは独学。
今回、特別にその制作風景を見せてもらいました。
【メルシーUモール店 吉田隆洋 店長】
「色とか形が本当に難しくて苦労して、伝わらないときは『唐揚げです』と書く。これもお客さんは読む。できあがったときにおいしそうに見えると、もうニタニタしながら『俺うま!』とか一人で言いながら描いていた」
こうして描くこと約10分…できあがったのはスーパーイチオシの唐揚げ“メル唐”の広告です。
さらにNSTのマスコットキャラクターナシテ君も。
■お客への愛込めたポップ広告 今後も進化!?
吉田店長がこれまでに制作したポップ広告は100枚を超えていて、捨てるのがもったいないということで今回展示することに!その反響は大きいようで…
【メルシーUモール店 吉田隆洋 店長】
「新聞に乗ってから『上手いね』『上手だよ』とか。最初はすごく恥ずかしかったが、頑張らなくちゃと思って励みになる」
何とも味わい深いポップ広告が毎日掲示されている店内。お客も楽しみにしている広告ですが、制作に力を入れすぎて従業員からはこんな声も。
【従業員】
「ほどほどにと。あはは」
しかし、お客への愛を込めたポップ広告は今後も進化を続けるようです。
【メルシーUモール店 吉田隆洋 店長】
「また、ちょっと新たな描き方のポップを。いま構想があるので、それでまた今度売り場でお客様に伝えていこうと。まだ秘密ね」