2年以上一部区間で運休が続いている米坂線について、JR東日本新潟支社の白山弘子支社長は沿線自治体との復旧検討会議の開催はメドが立っていないことを明らかにしました。
おととし、県北部を襲った豪雨により一部区間で運休が続いているJR米坂線。
今年5月に開かれた沿線自治体との3回目の会議で、JR側が「復旧後、単独での運営は難しい」という見解を示し、複数の運営パターンを提示しましたが、JR単体での運営を求める沿線自治体との間で議論は並行線を辿ってきました。
【JR東日本 新潟支社 白山弘子 支社長】
「第3回(の会議)以降、具体的に何か進んでお話できる状況があるかというと、そこはない」
豪雨から2年以上も運休が続く現状を打開しようと…
【花角知事】
「県、そして市町村・国を巻き込んで、一日も早い復旧を皆さんと一緒に力を合わせて実現していこう!」
8月31日には山形県で米坂線の早期復旧を願うイベントが開かれ、多くの人が集まりましたが、白山支社長はこうしたイベントが復旧後の利用につながるのか、その効果も見極めたいと話します。
【JR東日本 新潟支社 白山弘子 支社長】
「こうしたイベントの機運が実際にお客様のご利用につながる。そこに今後も注目していきたい」
次の沿線自治体との会議のメドは立っていないのが現状です。
【JR東日本 新潟支社 白山弘子 支社長】
「2つの県・複数の沿線自治体の皆様と丁寧に議論しているところではあるから、しっかりと向き合って、話を前に進めていければと思う」