新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は9月27日、札幌丘珠・仙台に続き、新潟と名古屋を結ぶ中部線を就航しました。国際線の乗り継ぎとしての利用も広げたい考えです。
トキエアが27日就航したのは、新潟空港と中部国際空港を結ぶ中部線です。
今年1月に札幌丘珠線、4月に仙台線を就航しているトキエアは、この中部線が3路線目となります。
中部線は週末を中心に週4日、1日2往復運航され、最も安い運賃は片道7900円となっています。
新潟空港を出発する初便には65人が搭乗しました。
【国際便を利用する予定の人】
「お値打ち価格で行けるのも魅力。海外が好きなので、名古屋から海外に行くときはトキエアを使いたい」
【名古屋出身の人】
「今まで新幹線で4時間くらいかかったが、これ(トキエア)だと1時間~2時間で到着するので、体感的に(名古屋が)近くなった」
一方で、新潟と名古屋を結ぶ路線をめぐっては利用率の低迷により、全日空が去年3月に運休。フジドリームエアラインズも冬ダイヤからの減便を発表しています。
これに対し、トキエアの長谷川政樹社長は…
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「中部に関しては、海外からも予約ができるシステムを連携した。国際線でインバウンドを新潟に取り込むことが目的で、そういった集客環境を整えている」
海外からトキエアを予約できるシステムを導入し、国際線の乗り継ぎでの利用を広げていきたい考えです。
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「お客様に楽しんでいただけるように、我々も地元・地域の皆さんと一緒になって頑張っていきたい」
トキエアは今後、佐渡線や神戸線の就航を目指していく方針です。
最終更新日:Fri, 27 Sep 2024 19:06:07 +0900