新潟市東区の歩道で体調を崩した高齢女性を助けたとして、高校2年生の男子生徒に感謝状が贈られました。その正義感あふれる行動に、警察からは未来の警察官候補として熱い視線が送られていました。
10月31日、新潟東警察署で感謝状を手渡された高校2年生の水澤海志さん。
今年9月、下校途中に歩道で体調不良の80代の女性に声をかけ、適切に介抱したとして警察から感謝状が贈られました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「女性は交通量の多い県道を歩いていましたが、ふらふらと足元がおぼつかない様子だったといいます。当時時刻は午後5時にも関わらず、気温は30℃で真夏日でした」
水澤さんは熱中症の症状がみられる女性に自ら声をかけたと言います。
【新潟第一高校 水澤海志さん】
「『暑くないですか?』とか『水飲みましたか?』と声をかけた。(声をかけるか迷ったが)やらないで後悔するより、やって何もなかった方が自分的にはいいと思った」
今にも倒れそうな女性を支えて介抱していたところ、パトロール中の警察官に遭遇。
【新潟東警察署 桑原恵 巡査部長】
「私も無線で報告して手が足りない中で、水澤さんが女性の頭を支えてくれたり、救急車に誘導するときに『こっちですよ』と、警察官と一緒にやってくれて助かった」
水澤さんのサポートもあり、女性は病院に運ばれ、命に別条はありませんでした。この正義感あふれる行動に…
【新潟東警察署 五十嵐久人 署長】
「あっぱれです!ぜひ、うちの新潟県警に、スカウトじゃないけど来ていただけたら(笑)」
現在は、高校で野球部のキャプテンを務める水澤さん。警察官からの熱いラブコールに…
【新潟第一高校 水澤海志さん】
「(警察官は)本当に素晴らしい迅速な対応で自分も安心したというか、これをきっかけに警察官とかも志して視野にも入れたいと思う」