新潟県警などは18日、ベトナム国籍の男ら5人による広域連続侵入窃盗事件の捜査を終結したと発表しました。新潟や埼玉などで繰り返された犯行の被害総額は2500万円に上り、今年1月に発生した能登半島地震で被災した住宅などを狙った犯行も判明しています。
住居侵入・邸宅侵入・窃盗・窃盗未遂の疑いでこれまでに5回逮捕されているのはベトナム国籍の35歳から24歳の男5人です。
男らは2023年12月ごろから今年4月上旬までの間、共謀の上、窃盗の目的で新潟・富山・石川・栃木・群馬・埼玉・福島・長野の8県の住宅や空き家に侵入。
あわせて現金1000万円のほか腕時計やネックレス、指輪や電化製品などの物品(時価合計約1500万円)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、5人のうち3人は技能実習生として来日したものの、実習先から逃亡していて、5人とも不法滞在状態だったといいます。
5人の中にはSNSを通じて仲間になったものもいるとみられていて、各地のホテルを転々としながら犯行を繰り返していたということです。
深夜帯に住宅等の窓ガラスなどを割って侵入し、犯行を繰り返していた男たち。
今年1月1日に発生した能登半島地震以降には「そこに行けば取り放題だ」などと、被災した住民が不在だった石川や富山の住宅に侵入し犯行に及んでいました。
5人は盗んだ金などは生活費やギャンブルに使っていたとみられています。
警察の調べに対し、男らは「私たちがやったことに間違いありません」と容疑を認めています。
最終更新日:Mon, 18 Nov 2024 18:09:12 +0900