冷え込みが厳しさを増すこれからの時期、重宝するのがストーブですが、このストーブが原因となる火災には注意が必要です。
11月19日、新潟市消防局で公開されたストーブ火災の実験。
【新潟市消防局予防課 渡部倫也 課長補佐】
「ストーブ火災が発生する主な原因は、ストーブ本体からの出火、ストーブの周囲にある燃えやすいものに着火するという2点が挙げられる」
ストーブの周囲にある燃えやすいものに着火するケースとして挙げられたのが「石油ストーブをつけたままの給油」。こぼれた灯油に着火する恐れがあり危険です。
さらに、石油ストーブの上に洗濯物を干す行為も火災につながる恐れが。干していた衣類が石油ストーブに落ちたことを想定した実験では、衣類が置かれてから、わずか3分ほどで…
【記者リポート】
「煙の量が多くなってきていて、さらに辺りには焦げ臭いにおいが充満しています」
そして、実験開始から6分後。
【記者リポート】
「タオルから出火しているように見えます」
わずか数分で衣類に着火し、燃え広がってしまいした。
一方、火災を防ぐためにはストーブの手入れも重要です。
【記者リポート】
「私たちが普段の生活で見落としがちな、下にたまった小さなホコリもストーブの異常な燃焼を引き起こし、火事につながるということです」
定期的な掃除を怠ることで、たまったホコリやゴミなどがストーブの通気口をふさいでしまい、発火する恐れがあるのです。
【新潟市消防局予防課 渡部倫也 課長補佐】
「ストーブ火災は毎年必ず発生しているので、他人事と思わずに、まずは自分の身の回りの暖房器具から確認・点検をしていただきたい」
新潟市では今年、11月18日までに7件のストーブ火災が発生。去年の同じ時期に比べ、4件多くなっていることから、新潟市消防局は改めて火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
最終更新日:Tue, 19 Nov 2024 18:43:15 +0900