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新潟県は12日、総額1兆2600億円あまりの新年度予算案を発表しました。官民連携した取り組みや子育て支援などを通して「選ばれる新潟」を目指します。
県の新年度の当初予算案は1兆2635億円と今年度の当初予算と比べ1.8%減りました。今年度の2月補正予算との一体編成では、1兆3423億円となっています。
予算編成にあたって、県は「子育てに優しい社会の実現」や「持続可能で暮らしやすい地域社会の構築」など6つの重要課題を新年度の軸に設定。
地域医療の確保に向けては赤字の続く厚生連など医療機関への経営支援に合わせて27億円あまりを計上しています。また、民間の長期投資プロジェクトを官民で連携して後押しするファンドへの出資事業に10億円を計上。子育て支援では共働き家庭などの負担を軽減するため放課後児童クラブなどを支援する交付金事業に2億5000万円を盛り込んでいます。
【花角知事】
「県政様々な課題があるがそうした課題に幅広くきめ細かく目配りをした上で特に人口減少・少子化対応などにも力を入れてバランスよく作られた予算かなと思っている」
一方、財政面では、去年1月の能登半島地震により基金を取り崩しましたが、国の財政措置によって来年度積み戻すことで、目標額の230億円を確保できる見込みです。新年度予算案は2月県議会で審議されます。
最終更新日:Wed, 12 Feb 2025 12:08:30 +0900