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3月末で全てのテナントが退去し、営業を終了する新潟市の地下商店街『西堀ローサ』。いまだ今後の活用方法が決まらないことで影響が広がっています。新潟市は商店街の下のフロアにある市営駐車場について、利用休止する方針を明らかにしました。
県内初の地下商店街として1976年にオープンし、にぎわいをみせた新潟市中央区の西堀ローサ。
しかし、おととし厳しい経営状況を背景に、運営する第三セクター・新潟地下開発は今年10月までに解散することを決め、すべてのテナントが3月末までに退去します。
新潟市は去年、来年度中に商店街を市有化する方針を示しましたが、その後の施設の活用方法はいまだ決まっていません。
こうした中、中原八一市長が2月18日の市議会全員協議会で示したのは…
【新潟市 中原八一 市長】
「地下駐車場についても利用を休止したい。市民・事業者に迷惑をかけることになるがご理解をよろしくお願いします」
商店街下の市営駐車場を休止する方針です。
【記者リポート】
「西堀ローサの1つ下、地下2階部分にあるのが市営駐車場。中央区役所に用事がある人も使い、きょうも多くの車が止まっています」
市営駐車場は約110台が駐車可能で、年間20万台あまりが利用しています。
休止の理由について市は「老朽化が進み、改修が必要となる中、商店街を含めた地下施設全体で今後のあり方を考える必要があるため」と説明しています。
【利用者】
「きょうは免許の更新に来た。びっくり。今度からどこを使えばいいのか」
【利用者】
「役所の手続きとか受診とかで駐車場を使っていたので早く再開してほしい」
【利用者】
「(Q.期待する西堀ローサの活用法)こちらのほうは、だいぶ寂れてきている。駅からも遠いので、どうかな」
駐車場の利用休止は今年5月から、地下施設の活用法が決まり改修が行われるまでで、市は中央区役所などへの来庁は提携する周辺の駐車場を利用するよう呼びかけています。
最終更新日:Tue, 18 Feb 2025 18:59:14 +0900