新潟県教育委員会は3月11日、バスケットボールの試合中に他校の生徒に対してハラスメント行為をしたとして40代の男性教師を減給3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
3月11日付で減給3か月の懲戒処分を受けたのは、中越地方の高校に勤務する40代男性教師です。
男性教師は去年10月、自らが顧問を務めるバスケットボール部の試合で、審判をしていた他校の生徒のファウルの判定を不服として、繰り返し大声で怒鳴ったり、コートの中に入ろうとしたり、試合の後にも当該生徒を呼び出して文句を言ったりしました。これにより、当該生徒が試合後も恐怖などを感じ、眠れないなど精神的に不調をきたしたということです。
この男性教師は県の調査に対し、「自分の言動は教育者としては不適切な発言であり、暴力的であった」と反省しているということです。
県教育委員会は「体罰はもちろんのこと、暴言の禁止についても県教育委員会はこれまでも繰り返し、校長研修会等を通して指導を行ってきました。当該事故は学校教育の一環として行われる部活動において明らかに指導の範疇を逸脱した教育的配慮に著しくかけた暴力的な言動であり、教師と生徒という優越的な関係を背景としたパワーハラスメントと判断しました。また、当該言動は多数の生徒、保護者がいる中で繰り返し行われており、本県の教育公務員の信用を著しく失墜するものであり、非常に重く受け止めております。教育委員会といたしましては教職員の綱紀の保持について教職員一人一人が教育公務員としての自覚を促す強い指導を行って参ります」とコメントしています。
最終更新日:Wed, 12 Mar 2025 18:05:20 +0900
