原発再稼働めぐる“県民投票条例案”に新潟県知事の意見は「二者択一では意見把握できず」 明確な賛否示さず

東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票について、新潟県の花角知事が条例案に「二者択一の選択肢では多様な意見を把握できない」などとする意見を付ける方針であることが分かりました。

東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票について、新潟県の花角知事が条例案に「二者択一の選択肢では多様な意見を把握できない」などとする意見を付ける方針であることが分かりました。

柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐっては、県民投票の実施を求める市民団体が3月、県民投票条例制定を直接請求し、花角知事が自身の意見を付け、条例案を議会に提出することになっています。

関係者への取材で、知事が条例案に明確な賛否は示さない一方、「再稼働の是非について賛成・反対の二者択一の選択肢では多様な意見を把握できない」などとする意見を付ける方針であることが分かりました。

これに議会の反応は…

【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「(Q.知事の意見について)過去の一都五県の意見書にも多く書かれていたとおり、わが県で実施する場合も同じというところでしょうかね」

【未来にいがた 上杉知之 政調会長】
「実際、知事がこれをどう扱うかというところがポイントとなってくるので、それも聞いた中で(賛否を)判断していく」

【リベラル新潟 小泉勝 幹事長】
「今の段階で○×の県民投票をするということに対しては否定的なんだろうなというふうに捉えている」

県民投票条例案を審議する臨時県議会は4月16日に始まります。

最終更新日:Mon, 07 Apr 2025 18:46:18 +0900