
赤く色づいた県産イチゴの『越後姫』が新潟に春の訪れを告げています。
今週末から出荷のピークを迎えるのは、県のブランドイチゴ『越後姫』。
【新潟中央青果 果実第三営業部 荒木しおん さん】
「越後姫は甘さが強く、酸味が少ないのが特長で、実がやわらかく、香りが強い」
この時期、県内ではなじみ深い越後姫ですが、その特長故に、ほとんどが県外に出回ることがないといいます。
【新潟中央青果 果実第三営業部 荒木しおん さん】
「実がやわらかいということがあるので、あまり輸送に向いていない。県内で消費されることが多い。約7割が県内で消費される」
一方、イチゴの生育期である1月から2月にかけ気温の低い日が続いたため、収量は去年の同じ時期に比べ2割ほど減少。価格も1割ほど高くなっているといいます。
ただ、これからの春本番には収量は徐々に回復し、価格・出荷量ともに平年並みに落ち着くということです。
味や品質に関して市場関係者も太鼓判を押すイチゴを食べてみると…
【記者リポート】
「食べた瞬間、口に甘さが広がります。みずみずしく粒が大きいので、食べ応えも抜群です」
そんな越後姫のおいしい見分け方のポイントは?
【新潟中央青果 果実第三営業部 荒木しおん さん】
「ヘタのギリギリまで赤く染まっているものがおいしいイチゴ。イチゴにはビタミンCや食物繊維が多く含まれているので、健康で風邪をひかないよう、イチゴをいっぱい食べて春を感じてほしい」
厳しい寒さを乗り越え、甘みを蓄えた越後姫の出荷のピークは5月上旬まで続く見込みです。
最終更新日:Mon, 07 Apr 2025 18:58:34 +0900