
コメの価格高騰が続く中、8月に収穫を迎える極早生品種『葉月みのり』には、すでに熱い視線が注がれているようです。
新潟県内のトップを切って4月21日、柏崎市で田植えが始まった極早生品種『葉月みのり』。
大粒で甘みが強く、炊きあがりのツヤの良さが特長です。
4月上旬は低温に見舞われ、苗の生育の遅れが心配されましたが、その後、気温が上昇し、生産農家の冨田優さんの田んぼでも、例年通りに田植えのときを迎えました。
【生産者 冨田優さん】
「ずっと高温が予想されるので、水管理などを徹底して、一枚一枚ほ場を丁寧に回って育てていきたい」
雪の残る春に、ほ場を整備し、お盆のころに稲刈りや乾燥作業を行う葉月みのり。労力をかける分、どこよりも早く新米を届けられるという喜びもあるようです。
【生産者 冨田優さん】
「消費者の方が待ってくれていると思うので、その思いを胸に頑張って育てたい」
一方で、コメの価格高騰が続く中、お盆の時期に収穫される葉月みのりには、例年以上の熱い視線が注がれているようです。
【JAえちご中越 力間利昭 経営管理委員】
「今年(栽培面積が)133ヘクタールということで、若干去年より面積が増えているが、県内はもとより、県外からも引き合いが非常に強い」
知名度が向上し、注目度も高まりますが、JAえちご中越は県内での消費を第一に、柏崎・刈羽地区で約650tの生産を見込んでいます。
葉月みのりは、8月20日ごろに店頭に並びます。
最終更新日:Mon, 21 Apr 2025 18:38:22 +0900