
大型連休中に増える傾向にあるのが、車のトラブルです。旅行や帰省などで長距離運転をする人も多いと思いますが、トラブルを防ぐためにも出発前に確認したいポイントを取材しました。
■バッテリーの点検ポイント
【JAF新潟支部 廣川尚樹さん】
Q大型連休中に多い車のトラブルはある?
「去年のJAF新潟支部管内で出動したものになるんですけども、多かったのはバッテリー関連のトラブル次いでタイヤ関係のトラブルという風になっています」
去年の大型連休中JAF新潟支部の出動理由で最も多かったのはバッテリー上がり、次いでタイヤのパンク・バーストなどとなっていてバッテリーやタイヤ関連が全体の半数以上を占めています。
トラブルを予防するためJAFは出かける前の車の点検を呼びかけています。まずバッテリーの劣化を見分けるポイントは外見をチェックすること。
【JAF新潟支部 廣川尚樹さん】
「バッテリーの内部が劣化し始めるとその成分が出てくるんですねそれによって端子の周りに粉がついてしまうようなかたちになってしまいます。見ていただくところとしては端子に粉がついていないかを確認していただくことあとはバッテリーの外側劣化が進んでくると徐々に膨らんできますので、その辺の膨らみがないかどうか確認してください」
■タイヤは空気圧や劣化などを点検
次にタイヤについては…
【JAF新潟支部 廣川尚樹さん】
「タイヤの点検の主なポイントとして三つほどあるんですけども、まずはタイヤの空気圧、それからタイヤの溝最後タイヤの周辺異物がないかどうかひび割れがないかどうかを確認します」
空気圧が減った状態で速度を上げるとタイヤがたわんで温度が上がりやすくなりバーストにつながることに。もしタイヤがバーストしてしまうと車の停止距離が伸びるほかハンドルをとられ車を思うように制御できない恐れもあります。
そのため出かける前に多くの車で運転席のドアを開けたところに示されている適正な空気圧になっているか、また、タイヤに釘やとがったものが刺さっていないか劣化のサインであるひび割れがないか確認することが重要です。
そしてもう一つ点検したいのがスリップサインです。
【JAF新潟支部 廣川尚樹さん】
「側面に書かれているタイヤの三角の矢印の方向をそのまま接地面に向かって進んでいくとタイヤの溝そこのなかにぽこっと飛び出ているものがあります。これがスリップサインと言われているものですね」
このスリップサインが溝から出た場合はタイヤを交換する目安です。
【JAF新潟支部 廣川尚樹さん】
「溝っていうのも雨水を外に排出するために重要なものになりますので、それが少なくなってしまうとスリップしてしまう原因にもなりますので、そこは要注意ですね」
車のトラブルでせっかくの連休の計画を台無しにしないためにも出かける前には十分な点検を心がけましょう。
最終更新日:Tue, 29 Apr 2025 18:54:57 +0900