
新潟から全国に誇りたいグルメ。今回はお客の笑顔のために、店主自ら漁に出て作り上げる“塩ラーメン”を紹介します。
新潟市中央区にある『中華飯店金三』。
【客】
「うまみというか、だしのおいしさが際立っていておいしかった」
【客】
「笑っちゃう。おいしくて」
食べた人を笑顔にするお店の看板メニューは、黄金色に輝くスープが目を引く〈焼きあご佐渡塩ラーメン1000円〉です。
【中華飯店 金三 斉藤政春さん】
「自分でやらなきゃ良いものができない。佐渡の食材を使った一杯のラーメンを作るのがテーマ」
こう話すのは、店主の斉藤政春さん。
スープを作るために必要なあごだしは、自ら佐渡で漁に出向き、トビウオを調達。丁寧に処理をして焼きあごに仕上げています。
その手作りの焼きあごを粉末にして長時間煮込んだあごだしと鶏や豚からとったスープと合わせてようやく完成。その味は…
【記者リポート】
「優しい味で、あごの香ばしい香りも鼻から抜けて自然と笑顔になります。私も佐渡出身、ほんのり海の香りがしてきて懐かしさを感じます。とてもおいしいです」
こだわり抜いた至高の一杯ですが、自分の手でスープを作り上げるため、理想とする味を生み出せない苦労もあるといいます。
【中華飯店 金三 斉藤政春さん】
「佐渡産にこだわっていても、不漁でとれなかったり、思った通りのものができない時もあるが、極力完成を願い、作っている」
できるだけ味が変わることのないよう、日々試行錯誤が続きますが、斉藤さんが手作りにこだわるにはある理由が。
【中華飯店 金三 斉藤政春さん】
「お客さんに提供して何が喜んでもらえるかという、自分なりのおいしいものを作っている。笑顔は本当においしくなかったら出ない。それを大事にしている」
【客】
「やっぱりおいしいなと思う。あっさりしていてスープがおいしい」
【客】
「絶対リピートする」
店主が作り上げた一杯のラーメンがこれからも訪れた人を笑顔にしていきます。
最終更新日:Wed, 07 May 2025 19:56:07 +0900