
17週連続で米の平均価格が最高値を更新する中、東京の高校生が新潟県新発田市で田植えに挑戦しました。高校生たちは初めての田植えに悪戦苦闘。コメ作りの大変さを実感したようです。
【記者リポート】
「東京の高校生たちが続々とやってきました。暖かな春の日差しのもと、今からこちらの田んぼで田植えを行います」
新発田市蔵光地区で5月8日、コシヒカリの田植えに挑戦したのは、東京都の足立学園高校の生徒約80人です。
5年前から新発田市が誘致を進めている教育旅行『スタディ・ツーリズム』の一環で新発田市を訪れました。
【生徒】
「貴重な体験なので、精いっぱい頑張っていきたい」
【生徒】
「やったことはないが、頑張る」
生徒たちは機械を使わない手植えに挑戦!スムーズに苗を植えていく生徒がいる一方で…
【生徒】
「うわ、危ない」
【生徒】
「やばい、抜けない」
【先生】
「頑張って、かかと抜け」
足が田んぼにはまって上手く動けなくなるなど、初めての田植えに悪戦苦闘。泥だらけになりながら、コメ作りの大変さと楽しさを実感したようです。
【生徒】
「足が思ったより抜けない。力を入れないと抜けないので、とても疲れる」
【生徒】
「意外と大変だということが分かった。ちょうど(苗が)取れたときとか、しっかり植えられたときの快感がとても良い」
【生徒】
「子どもに戻った気分。すごく楽しくて、本当に将来、農業への道に進みたいと考えている」
スーパーで販売されているコメの平均価格が17週連続で最高値を更新するなど価格の高騰やコメ不足が社会問題化している中、生徒たちが田植えを体験することは大きな意味があると、圃場を提供した斎藤斗南さんは話します。
【斎藤斗南さん】
「(体験することは)一番大事なことだと思う。コメを作る大変さを知ってもらいたいし、自分で育てたコメは格別おいしい。野菜でも何でもそうだが、そういうのも肌で感じてもらいたい」
今回植えられたコシヒカリは9月下旬に収穫され、高校の給食で提供される予定です。
最終更新日:Thu, 08 May 2025 19:38:32 +0900