夏休みの自由研究にいかが?新潟市・秋葉区1300℃の炎と濡れた新聞紙で操る秋葉硝子(ガラス)の技術 「毎日使いたくなる」自分だけのガラス作り

新潟市秋葉区に、1300℃の溶けたガラスを操る職人技が今も息づいています。吹きガラスの世界に飛び込み、毎日使いたくなるプロダクツ作りに挑む秋葉硝子の魅力をお伝えします。

濡れた新聞紙で溶けたガラスを成形する様子

1300℃の炎とガラスの世界

秋葉硝子の工房では、1300℃以上に熱せられた溶けたガラスが赤々と輝き、吹き竿に巻き取られます。職人はこの熱いガラスを絶えず回しながら形を整え、新聞紙で包んで手作業で微調整を加えます。映像でしか見たことのない光景が、ここ新潟市秋葉区で今も繰り広げられているのです。

この作業は非常に繊細で、ガラスの温度や回転速度、空気の吹き込み具合を絶妙にコントロールしなければなりません。職人の長年の経験と感覚がものを言う世界であり、まさに匠の技が光ります。

炉に溶けたガラスが入っている

簡単そうに見えて難しい

簡単そうに見えて難しい

初心者も挑戦できる吹きガラス体験

取材では、NGT48の杉本萌・中田麻実が人生初の吹きガラス体験に挑戦しました。熱いガラスを回しながら空気を吹き込み、徐々に形を膨らませていく過程は、見ているだけでも息をのむ美しさです。職人の丁寧な指導のもと、形を整え、切り離し、口の部分を作る工程まで体験しました。

「最初は怖かったけれど、職人さんのサポートで安心してできました」とメンバーは話しました。難しさと美しさが共存するこの体験は、ガラスの世界の奥深さを実感させてくれます。

溶けたガラスとガラスを一度くっつけてから切り離す

「毎日使いたくなる」プロダクツ作りへの挑戦

秋葉硝子は、単なる工芸品ではなく、日常に溶け込む使いやすいガラス製品作りを目指しています。職人の技術と情熱が詰まった製品は、使う人の生活に彩りを添え、毎日手に取りたくなる魅力があります。

「私たちの作るガラスは、生活の中で自然に使ってもらえることが一番の喜びです」と職人は語ります。伝統技術を守りつつも、新しいデザインや機能性を取り入れ、現代の暮らしに合った製品を生み出しています。

秋葉硝子の未来と地域への想い

秋葉硝子は新潟市秋葉区で唯一残るガラス工房として、地域の文化と歴史を支えています。職人たちは後継者育成にも力を入れ、技術の継承に努めています。

「この技術を絶やさず、次の世代に伝えていくことが私たちの使命です」と話す職人の言葉には、地域への深い愛情と誇りが感じられました。毎日1300℃の炎と向き合うことで成り立つ秋葉硝子の職人技。熱さと戦いながらも繊細な手仕事で美しいガラス製品を生み出すその姿は、まさに匠の技です。新潟市秋葉区で今も息づくこの伝統を、ぜひ体験してみてください。

 

秋葉硝子

https://www.instagram.com/akiha.glass.blowing/

https://www.akiha-gbw.com/

 

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