
石破首相の退任表明に伴う自民党総裁選が10月4日、投開票されました。その結果、高市早苗前経済安全保障担当相が初の女性総裁に選出。新潟県政界の反応を取材しました。
■高市氏が自民党新総裁に 県内選出議員は「党の改革・信頼回復を」
10月4日投開票された自民党総裁選。
決選投票の結果、高市早苗前経済安全保障担当相が新たな総裁に選ばれました。
【高市早苗 新総裁】
「自民党をもっと気合いの入った、明るい党にしていく。多くの方の不安を希望に変える党にしていく。働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」
新総裁の誕生に県内選出の国会議員からは…
【自民党 齋藤洋明 衆院議員】
「自民党の改革、信頼回復を新総裁のもとで進めていくことが求められている」
【自民党 国定勇人 衆院議員】
「女性ならではの観点もしっかりと政策に目配せをしてもらいたい」
【自民党 小林一大 参院議員】
「経済をしっかりと引っ張っていただいて、また地方にも目を向けていただいて、厳しい安全保障環境、外交状況の中でこの国をリードしていただきたい」
■重視された“党員・党友票” 県内は高市氏が最も多くの票集める
一方、今回の総裁選は自民党の党員・党友による投票も重視されました。
県内では1万5000人近い党員・党友が投票。高市候補が6017票、小泉候補が4286票、林候補が2986票などとなり、決選投票では最も多くの票を集めた高市候補に県連の1票が投じられています。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「新潟もそうだが、地方の党員・党友投票と違わずというところで方向性が一緒になって、非常によろしかった」
■期待・注視…“初の女性総裁”誕生に県政界の反応は?
初の女性総裁が誕生し、刷新感を打ち出したい自民党ですが、県政界の反応は様々です。
【公明党県本部 安沢峰子 副代表】
「女性初の総理になるのではないかというところでは、ちょっと明るい兆しなのではないかと受け止めている」
【国民民主党県連 上杉知之 代表】
「総裁が変わったというだけで、自民党自体がどう変わられるのかというのは、まだこれだけでは判断できないのではないかと」
【立憲民主党県連 大渕健 幹事長代理】
「そもそも裏金議員をどうするのかとか、そういうことは底流にあると思うので、注視していきたいと思う」
一方、6日の日経平均株価が4万7000円を突破するなど、高市新総裁が打ち出す積極財政への期待感も高まっています。
【真政にいがた 渡辺和光 代表】
「地方にもしっかりと目を向けていただいて、疲弊してきている地方経済の立て直しを最優先に進めていただきたい」
【リベラル新潟 小泉勝 議員】
「まずは、やっぱり経済対策。特に地方においてやっていただきたい」
■知事「国の取り組み・支援必要な課題山積」 “新政権”への要望は?
また、6日の県議会で今後発足する新政権への要望を問われた花角知事は…
【花角知事】
「本県には、持続可能な医療提供体制の構築、地域公共交通やローカル鉄道の維持・確保、持続可能な農業の実現、そして拉致問題の早期解決など、国の取り組みや支援を必要とする課題が山積しており、いずれの課題についても新政権に対し、対応を強く求めていきたい」
県が抱える課題にどう対応してくれるのか…今後開かれる臨時国会で新たな首相が指名されます。
最終更新日:Mon, 06 Oct 2025 22:00:00 +0900