不漁からの回復祈り…佐渡・加茂湖で“カキ”の水揚げスタート!やや小ぶり傾向も「プリプリしておいしいカキに」新潟

新潟県佐渡市の加茂湖でカキの水揚げが始まりました。去年、記録的な不漁に見舞われた加茂湖のカキ。漁師は今シーズンの回復を祈りながら漁に向かっています。

新潟県佐渡市の加茂湖でカキの水揚げが始まりました。去年、記録的な不漁に見舞われた加茂湖のカキ。漁師は今シーズンの回復を祈りながら漁に向かっています。

今シーズンも始まった佐渡市加茂湖のカキ漁。気持ちも新たに漁に向かう一方で、漁師の頭をよぎるのは、去年の記録的な不漁です。

【カキ漁師 伊藤敏明さん】
「いま色んな方法を考えて、どうやって食われないようにするかみんなで考えているところ。なかなか自然相手には勝てないというか、そういうところもある」

加茂湖漁協ではおととしまで水揚げ量が約65tでしたが、昨シーズンは3分の1に減少。クロダイなどによる食害や加茂湖の自然環境の変化など複合的な要因があるとみられています。

12月19日朝、水揚げされたカキはやや小ぶり傾向に。それでも、殻をむいてみると、しっかりと育った身が確認できました。

【加茂湖漁協 山本博文 組合長】
「去年がひどすぎたので、今年は斃死(へいし)もそんなにないし、去年よりは良い感じでいくかなと思っている。今のところ身は若干小さいが、プリプリしておいしいカキ」

加茂湖漁協は今シーズン例年の半分ほどの水揚げを見込む一方で、今後、カキが大きく育つことを祈っています

最終更新日:Fri, 19 Dec 2025 21:00:00 +0900