増産・高値で在庫増…“コメ価格”4月1日から値下げの店舗も JAは“仮渡し金”設定に慎重な姿勢「かつてない供給過多…十分注視を」新潟

新潟市や新発田市に店舗がある農産物直売所では4月1日からコメを値下げします。まもなく田植えシーズンを迎えるのを前に、コメの価格をめぐる動向を取材しました。

新潟市や新発田市に店舗がある農産物直売所では4月1日からコメを値下げします。まもなく田植えシーズンを迎えるのを前に、コメの価格をめぐる動向を取材しました。

新潟市東区の農産物直売所『とんとん市場 松崎店』。

【とんとん市場松崎店 高野和貴 副店長】
「新潟県産コシヒカリと新潟県産こしいぶき。令和7年のコメとしては大きい幅で値下げする」

4月1日から去年産のコシヒカリを3866円から3542円に、こしいぶきを3758円から3218円に値下げします。その背景にあるのが、コメの価格の下落。

【とんとん市場松崎店 高野和貴 副店長】
「他社の話を聞くと、在庫過多になっていて、どうしてもコメを売らなくてはいけないということで安くしている方はいると思う」

コメの増産や高値などの影響で、今年1月末の玄米の民間在庫量は321万tと、過去10年間で2番目に多くなっています。

それにともない5kgあたり4000円を上回る水準で推移していた全国のスーパーでの販売価格も今年に入って下がり始め、2月16日の週では4000円を下回る3978円でした。

とんとん市場は現在多くの在庫を抱えているわけではありませんが、物価上昇が続く中で地域の食卓を支えようとコストを見直し、値下げを実現したといいます。

【とんとん市場松崎店 高野和貴 副店長】
「他社も同じく値下げにはなっているが、地域で一番安くさせていただいて、より多くの人にとんとん市場のコメを食べていただきたい」

その一方で、まもなく田植えが始まる今年産のコメ。

JAは農家に対して支払う仮渡し金の最低保証額を去年は、2月に提示していましたが…」

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「かつてない供給過多になるので、その辺も十分注視しながら、いま取り組んでいるところ」

民間の在庫量が想定を上回る水準になると見込まれていることや、中東情勢の悪化による燃料や資材の高騰なども加味する必要があるため、金額の設定には慎重な姿勢を示す伊藤会長。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「やはり価格転嫁ができればいいが。消費者、それから生産者が納得できる価格でなんとか着地したいという思い」

「農家の皆さんが意欲を持って再生産できる価格にしたい」とも話しました。

最終更新日:Wed, 01 Apr 2026 05:00:00 +0900