【大雨】「排水能力が追いついていない」“道路冠水”の新潟市 浸水被害を軽減する“巨大トンネル工事”の進捗は?

7月26日の大雨により、新潟市の多くの場所で発生した道路の冠水。排水が追いつかないことが原因の一つとされていますが、浸水被害を防ぐために新潟市が行っている雨水を流す巨大なトンネル工事の進捗を取材しました。

7月26日の大雨により、新潟市の多くの場所で発生した道路の冠水。排水が追いつかないことが原因の一つとされていますが、浸水被害を防ぐために新潟市が行っている雨水を流す巨大なトンネル工事の進捗を取材しました。

26日に県内を襲った大雨。

【高濱優生乃アナウンサー】
「新潟市中央区NST本社前の歩道、足首ほどまで完全に冠水している状態です」

1時間に35ミリの激しい雨が降った新潟市中央区では、商業施設の周辺など至るところで道路が冠水しました。

【街の人】
「様子を見ていたら、だんだん冠水してきちゃって。もう無理」

【ショップの店員】
「雨がすごくて、気づいたらお店の中に水が入っちゃうくらい」

【新潟市 中原八一 市長】
「集中的な豪雨に新潟市の排水能力が追いつかないことが原因。最終的には1時間あたり50ミリに対応できるような下水道をいま整備しているところ」

原因の一つとされた排水能力。新潟市もその能力向上に向け、工事を続けているさなかでの今回の大雨となりました。

新潟市が実施しているのは、既存の下水道管では流しきれない雨水を地下に掘ったトンネルに集め、最終的に信濃川へ流す浸水被害軽減のための工事です。

巨大な掘削機を使い、地下20mのところに直径3.5mのトンネルを新潟市中央区幸西から新潟駅南の弁天線までの全長2.5kmにわたり2年をかけて掘りました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらが掘削を始めた場所です。以前あった防音のための建屋はなくなりました。今後は隣の信濃川へ排水するためのポンプ場が建設される予定です」

ポンプ場の建設を含めた工事全体が終わる時期の見通しは立っていませんが、現在はその巨大なトンネルに雨水を流すための新たな管の設置工事が行われています。

【新潟市下水道計画課 佐藤公康 課長】
「内径で1.2mのコンクリート管。それをけやき通りの下、約10mの深さにトンネル工事で埋設しているという工事延長が約490mになる」

新潟市は再来年度までにけやき通りのほか、笹出線にも雨水管を新設する予定で、工事が終わり次第、一時的に雨水をためる施設として暫定的に使用を始めるということです。

【新潟市下水道計画課 佐藤公康 課長】
「かなりの量を貯留するので、一定の浸水軽減効果は発現できると考えている。しっかり、今の整備水準を少しでも高めるため、こういったバイパス管の工事を進めていく」

新潟市はこうしたハード整備を進める一方で、市民に対しては市の助成制度を活用した防水板の設置や駐車場のかさ上げといった自助努力をするよう呼びかけています。

最終更新日:Wed, 29 Jul 2026 18:23:45 +0900