
高騰が続いていたコメの価格が一転、今年の魚沼産コシヒカリは下落への懸念が強まっています。市場に在庫が多く残る中、生産者にとって厳しい販売環境になりそうです。
JA魚沼では9月5日から今年の魚沼産コシヒカリのコメの検査が始まっています。
17日は十日町市で、JA魚沼の経営管理委員会の久賀満会長が、今年のコシヒカリの栽培状況や検査状況、それにコメを取り巻く情勢について報道陣に説明しました。
去年産のコメは出荷が大幅に遅れ、市場には今もかなりの在庫が残っています。
このため、在庫を多く抱える卸売業者は去年産のコメの販売を優先していて、新米については価格の見通しが立ちにくくなっているということです。
【JA魚沼経営管理委員会 久賀満 会長】
「26年産米は、25年産米の過剰在庫の影響を受け、販売価格が大きく下落する可能性が今現在高く、非常に厳しい販売環境にある」
JA魚沼は今年産の魚沼コシヒカリ一等米の仮渡し金を60kgあたり2万1500円に設定。昨年の当初額と比べると1万円以上の値下がりです。
生産現場では資材費や人件費などが上がる中、一定の販売価格を確保しなければ生産者への十分な還元は難しいとしています。
【生産者 羽鳥治さん】
「(5kgあたりの市場販売価格が)3000円~3500円とかにならないと、生産者へ還元がやはり下回ってしまう」
一方、今年のコシヒカリは今のところ比較的順調です。
9月15日時点で約1680tが集荷され、一等米比率は81.3%。品質も『やや良』、収量も例年並みか『やや良』と見込まれています。
ただ、主力のコシヒカリはこれから稲刈りが本格化しますが、気になるのが今後の天気です。
【JA魚沼経営管理委員会 久賀満 会長】
「これから雨や台風となると、またちょっと等級が下がる傾向にあるのかな」
JA魚沼では主食用米約2万1600tの集荷を見込んでいて、コメの検査は11月下旬まで続きます。
最終更新日:Fri, 18 Sep 2026 05:00:00 +0900




