「村上のダイヤモンドヘッド」と呼ばれる絶景ポイント
大観荘 せなみの湯に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは一面に広がる日本海の絶景です。ロビーの大きな窓からは、海岸線に沿って伸びる半島が見え、その形状がハワイのワイキキビーチから見えるダイヤモンドヘッドに似ていることから「村上のダイヤモンドヘッド」と呼ばれています。
「快水浴場百選にも選ばれているんですよ」と宿の本間さんは胸を張ります。潮風と共に輝く海は、まさに絵画のような美しさ。この景色だけでも訪れる価値があると感じさせます。
さらに驚きなのは、「何年か前からイルカもたまに来るんです」という本間さんの言葉。実際に宿の窓から野生のイルカを見られることもあるそうで、運が良ければ水平線に沈む夕日とイルカを同時に見られるかもしれません。
20m超の巨大露天風呂で「海と一体化」する感覚
大観荘 せなみの湯の最大の魅力は、なんといっても20メートルを超える巨大露天風呂です。「こんな広い露天風呂見たことない」と七海さんも驚くほどの規模で、温泉の入り口はスロープ状になっており、だんだんと深くなっていく設計になっています。
露天風呂からの眺めは圧巻。見渡す限りの海が広がり、まるで海と一体化したような不思議な感覚に包まれます。泉質はナトリウム塩化物泉で、「熱の湯」と呼ばれています。海に近いため塩の成分が熱を逃がしにくくし、湯冷めしにくいのが特徴です。
和モダンな「ベッド付き和室」で快適ステイ
大観荘 せなみの湯では、最近リニューアルした「ベッド付き和室」も注目ポイントです。6階にある「空」という部屋からは、さらに高い位置から水平線を望むことができます。
「6階まで上がってくると水平線の位置がだんだん下になってくるので、またちょっと違う眺めが楽しめるんですよね」と本間さん。まるで絵を見ているような美しさです。
和室にベッドを設置したスタイルは、立ち座りが楽だということで、特に年配の方に人気だそうです。畳の上にベッドがあるという和と洋の融合スタイルは、伝統的な旅館の雰囲気を残しながらも現代的な快適さを提供しています。
瀬波温泉「大観荘 せなみの湯」は、海水浴に来るもよし、村上の海山の幸を楽しむもよし、そして何より巨大露天風呂に浸かって海と一体化する体験をするもよし。様々な楽しみ方ができる温泉宿です。日常を忘れさせてくれる特別な時間を過ごしたい方におすすめの、新潟が誇る絶景温泉です。