トキエアの男性社員 長崎の航空会社からデータ持ち出しか「再就職の役に立てばと」【新潟】

新潟空港を拠点とする格安航空会社「トキエア」の社員が前に務めていた長崎県の航空会社から保安対策に関わる営業秘密を持ち出した疑いで書類送検されていたことが分かりました。
新潟空港を拠点とする格安航空会社「トキエア」の社員が前に務めていた長崎県の航空会社から保安対策に関わる営業秘密を持ち出した疑いで書類送検されていたことが分かりました。

8月、不正競争防止法違反の疑いで書類送検されたのは、トキエアの安全推進室に務める男性社員です。

この男性社員は去年11月25日ごろ、当時務めていた長崎県の別の航空会社オリエンタルエアブリッジで、貸与されたパソコンから会社のサーバーにアクセスし、保安対策にも関わる業務マニュアルのデータを持ち出したとされています。

【オリエンタルエアブリッジ総務部 山崎秀之 部長】
「いくつかのデータが持ち出された可能性がある形跡は認められた」

この男性社員は11月末に長崎の航空会社を退社し、12月にトキエアに転職。安全管理室の管理職となっていました。

トキエアによりますと、今年2月に男性社員から「警察から調べられている」との報告を受けたあと、すぐに航空局にも報告。

男性社員を降格させるとともに、この社員が作成に関わった安全管理規定の一部を作り直したということです。

男性社員は警察の調べに「再就職の役に立てばと思った」と話しているということですが、トキエアは会社としての関与はないと説明。札幌・丘珠線の就航の遅れとも関係ないとしています。最終更新日:Mon, 28 Aug 2023 18:34:45 +0900