中古車や自動車用部品の輸出を手掛ける会社が破産開始決定 負債額は約1億7000万円【新潟】

新潟県新発田市の齊藤商会が11月14日、新潟地裁新発田支部から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。
新潟県新発田市の齊藤商会が11月14日、新潟地裁新発田支部から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によりますと、齊藤商会は1999年6月に設立。2006年5月に聖籠町へ本社を移転し、新潟東港を拠点に中古自動車および自動車用部品の輸出を手掛けていました。

おもにオークションで中古車を仕入れ、創業者の出身地である中東地域をはじめ、アフリカや南米などへ輸出し、2013年3月期には年売上高約4億円を計上していました。

しかしその後、計画通りの利益が上がらず、厳しい運営が続いたため、2018年に本社を現地に移転し、国内での中古車販売の拡大を模索。2021年には本社社屋を利用してカフェをオープン。新事業により採算性向上を模索するも、集客が計画を下回るなかで、資金繰りはひっ迫。本社社屋の取得資金や運転資金として導入した金融機関からの借入金の返済負担が重く、今年1月に事業を停止していました。

負債は約1億7000万円に上っていたということです。最終更新日:Fri, 24 Nov 2023 12:03:58 +0900