【桶屋美圭アナウンサー】
「バラやアジサイなど、鮮やかな花が初夏の新潟を美しく彩っていますが、ここ国営越後丘陵公園ではある珍しい花が今見頃を迎えています」
その珍しい花が見られるのはバラ園などから徒歩1時間半の距離にある里山フィールドミュージアム(周遊バスあり)。
緑に囲まれた自然豊かな園内を歩き、見つけたのは水面に黄色の花びらを咲かせていたのは水草の一種・アサザです。
【越後公園管理センター 増田道男 さん】
「アサザは浅い水のところで咲くから、朝に咲くからという名前の由来があるそうです」
このアサザ…観賞できるのは晴れた日の午前中のみ!そのため、花びらが開いているうちに虫に花粉を運んでもらい子孫を残していくそうです。
【越後公園管理センター 増田道男 さん】
「ずっと花を咲かせることは、彼らにとってかなりエネルギーがいる。ある程度、短い時間帯でいかに効率よくということを考えると、アサザの場合は午前中だった」
なぜ午前中だけなのでしょうか?
【越後公園管理センター 増田道男 さん】
「それは彼らに聞いてみないとわからない。その植物植物で個性があるその個性としてアサザは午前中」
わずかな時間、鮮やかに咲くアサザ。
【越後公園管理センター 増田道男 さん】
「日の出とともに咲いてお昼頃にはしぼむので、開園の午前9時半から正午ごろ、これが一番ベストお天気のいい時が一番いい」
アサザですが近年、生息域となる水のきれいな場所が減っていることから、県の絶滅危惧種にも指定されています。
増田さんは「アサザを守ることが自然を守ることにもつながる」と話していました。アサザの見頃は7月初めまでだということです。最終更新日:Wed, 21 Jun 2023 18:32:00 +0900