県内外から新鮮な海産物を求めて多くの人が訪れる人気の観光スポット、長岡市寺泊の「魚の市場通り」。
そのメインストリートから一本裏の道に進んでいくと、看板が見えてくるのが、この場所に40年近く店を構える食堂「田舎茶屋ゆきちゃん」です。
華麗な包丁さばきで次々と魚をおろしていくのは、店を切り盛りする2代目の山田さん。
【田舎茶屋ゆきちゃん 山田さん】
「市場に行って見て、『食べたい』と思うものを持ってくる。自分たちが『食べたい』と思うものはお客さんも食べたいだろうと」
山田さん自ら早朝の市場に出向き、旬の魚を見分けて仕入れます。時には一般にあまりなじみのない珍しい魚も。
【田舎茶屋ゆきちゃん 山田さん】
「これはアワダチ。深いところにいる魚。見かけると欲しくなり持ってくる」
そんなこだわりの魚を使ったメニューの中で一番人気が〈2100円セット〉!その日に入った10種類ほどの刺身を味わうことができる贅沢な定食です。
【記者リポート】
「肉厚なブリからいただきます。程よい脂がのっています。身もしっかりしていて、新鮮さが分かります。初めて聞きました、アワダチもいただきます。身がしまっていて、歯ごたえが心地いいです。白身なので淡白なのかなと思いきや、魚の身の味がしっかりしています」
このほか、仕入れによって変わる素材を生かしたどんぶりなども人気の店ですが、ウイルス禍では寺泊を訪れる観光客が激減したことで大きな打撃を受けました。
新型コロナの5類移行でようやく観光客が戻りつつある中、山田さんは魚の市場通りから店がある一本裏の道まで、多くの人に足を運んでほしいと話します。
【田舎茶屋ゆきちゃん 山田さん】
「表通りだけじゃなくて、古い町並みを冒険するような形で探してみてもらうのも一つだと思う」
店は仕入れの状況によって不定休のため、訪れる際はSNSなどで確認してください。最終更新日:Tue, 20 Jun 2023 19:01:19 +0900