新潟市西区のスーパー「いちまん」。
開店前の午前8時、鮮魚や肉・総菜担当などの代表者会議が開かれていました。
話し合われていたのは、6月1日から予定されているカップ麺やスナック菓子・調味料など約3300品目に上る食料品の値上げについてです。
【記者リポート】
「こちらのスーパーでは手作りのお総菜が人気となっています。一方で、こうしたお総菜を作るための小麦粉や油など調理費も高騰しているため、値上げせざるを得ない状況になっているといいます」
【従業員】
「食材は安価なものを使ったり、ロスを出さないように極限まで使えるところは使っている。どこの部門もそうだと思うけど、ギリギリのところで頑張っている」
こちらの店舗では3月にも一部の商品で値上げしましたが…
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「電気代やお総菜で使う油代・水道代。全部の必要経費は上がってきているので、そこはずっと圧迫され続けているが、もう企業努力では追いつかない状態になっている」
電気やガスなどの光熱費も高騰していることから、1日からの食料品の値上げ分を販売価格に転嫁せざるを得ないと言います。
一方、買い物客からも…
【買い物客】
「色んなもの買う。自分の頭の中でだいたい計算してレジに行くけど、それよりもぐーんと多い。じじばば2人暮らしだから大変」
【買い物客】
「買い控えをだいぶしている。肉なんて1年くらいぜんぜん買っていない。牛肉とか豚肉なんて買わない」
家計を圧迫する食料品の値上げ…、高井店長は総菜の質を上げたり、新鮮な魚や野菜を仕入れることで値上げの負担感を減らしていきたいと話します。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「市場から新鮮な魚・野菜を仕入れる。価格も大事だが、おいしいものを提供して、お客様から“おいしかったよ”と言ってもらえるような満足感、そういうのを目指してやっていこうと思っている」