新潟市西区の東青山小学校で行われたのは…
【狂言方大藏流能楽師 大藏彌太郎 さん】
「古典芸能と呼ばれるものは様々あるが、その中でも一番古いのは能と狂言」
能や狂言を演じる能楽師による出前授業です。
これは日本の伝統芸能の楽しさを小中学生に体験してもらおうと、りゅーとぴあが毎年開催しているもので、15日は狂言師・大藏彌太郎さんが約70人の児童を前に講演を行いました。
【狂言方大藏流能楽師 大藏彌太郎 さん】
「源頼朝が征夷大将軍になって鎌倉幕府が始まったでしょ?鎌倉幕府の次が…室町時代、その室町時代に能と狂言ができた」
狂言の歴史や使用する楽器などについて楽しみながら学んだ後は…
【桶屋美圭アナウンサー】
「講師の方の話を聞いた後は、実際に児童たちが狂言の所作に挑戦します」
正しい立ち方や手の伸ばし方、お辞儀の仕方など、狂言独特の所作を習ったほか、泣く・笑う・驚く・怒るなどの感情表現にも挑戦しました。
初めての狂言の世界に興味津々の児童たち。特に魅了されていたのが、講師たちによる演目披露です!
この日は「痿痢」や「柿山伏」といったユーモア溢れる2つの作品が披露され、児童たちは迫力ある舞や謡に感動するとともに、日本に古くから伝わる伝統芸能への関心を深めていました。
【児童】
Q.狂言はこれまで見たことあった
「いえ、初めて。迫力がすごかった」
「狂言だけでなく能楽や歌舞伎、人形浄瑠璃も見てみたい」
【狂言方大藏流能楽師 大藏彌太郎 さん】
「一生懸命参加して、笑ってくれて、ほっとしている。日本の文化を大事に感じてもらえれば」
この授業は16日も新潟市内の小学校で行われます。最終更新日:Wed, 15 Nov 2023 18:47:07 +0900