多くのバスが並ぶ新潟交通の新潟西部営業所にお目当てのバスがありました。
【松尾和泉アナウンサー】
「今、話題となっているのが、子どもたちの絵がデザインされたこちらのバスです。車体だけではなく、バスの中にも驚きの設備が設置されているんです。それが子ども運転席です」
ハンドルやスピードメーターなどが本物と同じように作られた「こども運転席」があるこのバスは、子どもの希望を叶えようと、10月に運行を開始。
【新潟交通乗合バス部企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「運転席の後ろの席に座りたがっているお子さんがいたが、ほかに座っている方がいて座れなくて、残念そうにしていたという話を現場から聞き、子ども優先の特等席を作ってみてはどうかという話があがった」
3カ月をかけて作り上げたという、こども運転席。一体、どんな仕掛けが…
【松尾和泉アナウンサー】
「バスの正面からの映像はなかなか見ることは本当にないので貴重ですし、もう大迫力!すごい」
【新潟交通乗合バス部企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「前方の実際のドライブレコーダーの映像がこのまま直結して映っているので、運転士の目線と同じ映像をこちらで確認することができる」
最大の特徴はこのモニター!運転士の目線を体験できるとあってSNSでも話題に!
【SNS上のコメント】
「絶対、楽しいじゃん!心は子どもだし」
【SNS上のコメント】
「このために新潟に行きたい」
【新潟交通乗合バス部企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「こども運転席を目的に乗って来られるお客様が増えた。すごく反響があった」
子ども心をくすぐる仕掛けはモニターだけではありません!
【松尾和泉アナウンサー】
「今、信号青になりましたね。青になったのでアクセルを踏んで…。グーンと加速していきますね。スピードが出る出る。本当にバスの運転士さんになった気分を味わえます」
足元には、アクセルやブレーキなどのペダル、そして右横には停車時に使うボタンもあり、運転の疑似体験が細かくできるようになっています。
【松尾和泉アナウンサー】
「バスの運転士さんは私たちよりも上の位置で運転しているので、目線が高くなるけど、ここの席に座っていると、高い目線が体験できるので、非常におもしろいです。このスケール感と臨場感は、ここでしか体験できない」
日に日に注目が高まっているという、こども運転席!
【新潟交通乗合バス部企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「周りを見て、小さいお子様がいなければ座っていただいて。大人の方もやっぱり好きな方はいらっしゃると思うので、童心に帰ったつもりで、ぜひ座っていただきたい」
こども運転席はその名の通り「子どもが優先」ですが、周りに子どもがいなければ大人が座ってもOK!
そこには、バス業界が抱える「運転士不足解消」へのこんな思いも込められていました。
【新潟交通乗合バス部企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「子どものころ運転士さんになりたかったという大人の方には、そういう気持ちを思い出してもらえるものの一つになればいいなと思うし、お子さんには、これに乗ったから運転士を目指したいというようなきっかけの一つにつながればいい」最終更新日:Fri, 17 Nov 2023 18:48:35 +0900