とび・土工工事業の会社が破産申請へ ピーク時から売上高は約2700万円減【新潟・糸魚川市】

新潟県糸魚川市の水沼興業が事後処理を弁護士に一任し、今後新潟地裁高田支部へ破産を申請する予定であることが分かりました。
新潟県糸魚川市の水沼興業が事後処理を弁護士に一任し、今後新潟地裁高田支部へ破産を申請する予定であることが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、水沼興業は1998年12月にとび・土工工事業を目的として創業され、2015年12月に法人化。地元有力建設業者および工務店等に受注基盤を構築し、ピーク時となる2019年6月期には売上高7709万円、当期純利益167万円を計上していました。

しかし、収益力に精細を欠く展開から2020年6月期で債務超過額は2664万円となり、財務内容は脆弱な状態に陥っていました。その後は、地区の建設市況が冷え込む中、受注確保に苦戦を強いられていた模様で、2022年6月期の売上高は5000万円程度にまで減少。度重なる業績不振によって債務超過額は拡大し、事業継続が困難となった事から今回の事態に至ったということです。最終更新日:Fri, 20 Oct 2023 11:01:40 +0900